近年良く耳にするようになった「オープンソース」。
これらの多くは、無償で配布・変更・改造・販売が可能なライセンス形態のことを指し示す言葉です。
本来、著作権上、制作者本人(著作権者)の意思確認無しに、変更や改造・販売(再配布含む)を行う事は著作権法違反となります。
しかし、技術の向上や制作者が世界中で広く利用いただきたいとの思いから、一部の制限を解除したライセンスの形態が「オープンソース」なのです。
GPLやMITなど、実際のライセンス形態により詳細は異なりますが、その多くにおいて無償で利用できるところが大きなポイントとなっております。
オープンソースが出てくる以前は、すべてのシステム開発においてゼロから作る必要がございました。
当然ながら、毎回ゼロから作るのですから費用は莫大なものとなり、簡単なメールを送信するシステムですら数十万円と今では考えられない価格が必要だったのです。
しかし、「オープン」だからと言って、すべてが無償であったり、どのように利用しても良いとは限りません。
現在、ホームページの作成にCMSシステムが多く利用されるようになりましたが、すべてがオープンソースを利用したものでもございません。
弊社では、数年前まで完全オリジナルのCMSを開発しておりました。
ただ、すべてを自社内で開発する必要があるため、開発期間や納期・価格面でユーザー様にすべての面でご納得いただくことがとても困難でした。
一部の部分で「オープンソース」を利用することにより、オリジナルに比べ格段にお安く提供することが可能となったわけです。
今後さまざまなものが「オープンソース」化されていくことになります。
正しい知識を持って利用することで、提供者・利用者双方にとって良い関係が築けることは間違いありません。
IT社会がより良い世界となりますよう、簡単ではございますが上記のようご案内させていただければ幸いです。
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